<参考:地域子ども・子育て支援事業 関係条文>
◎子ども・子育て支援法(抄)
第五十九条 市町村は、内閣府令で定めるところにより、第六十一条第一項に規定する市町村子ども・子育て支援事業計 画に従って、地域子ども・子育て支援事業として、次に掲げる事業を行うものとする。
一 子ども及びその保護者が、確実に子ども・子育て支援給付を受け、及び地域子ども・子育て支援事業その他の子ども ・ 子育て支援を円滑に利用できるよう、子ども及びその保護者の身近な場所において、地域の子ども・子育て支援に 関する 各般の問題につき、子ども又は子どもの保護者からの相談に応じ、必要な情報の 提供及び助言を行うとともに、 関係機関 との連絡調整その他の内閣府令で定める便宜の提供を総合的に行う事業
二 支給認定保護者であって、その支給認定子ども(第十九条第一項第一号に掲げる小学校就学前子どもに該当するもの を除く。以下この号及び附則第六条において「保育認定子ども」という。)が、やむを得ない理由により利用日及び利用時 間帯(当該支給認定保護者が特定教育・保育施設等又は特例保育を行う事業者と締結した特定保育(特定教育・保育(保 育に限る。)、特定地域型保育又は特例保育をいう。以下この号において同じ。)の提供に関する契約において、当該保育 認定子どもが当該特定教育・保育施設等又は特例保育を行う事業者による特定保育を受ける日及び時間帯として定めら れた日及び時間帯をいう。)以外の日及び時間において当該特定教育・保育施設等又は特例保育を行う事業者による保 育(保育必要量の範囲内のものを除く。以下この号において「時間外保育」という。)を受けたものに対し、内閣府令で定め るところにより、当該支給認定保護者が支払うべき時間外保育の費用の全部又は一部の助成を行うことにより、必要な保 育を確保する事業
三 支給認定保護者のうち、当該支給認定保護者の属する世帯の所得の状況その他の事情を勘案して市町村が定める基 準に該当するもの(以下この号において「特定支給認定保護者」という。)に係る支給認定子どもが特定教育・保育、特別 利用保育、特別利用教育、特定地域型保育又は特例保育(以下この号において「特 定教育・保育等」という。)を受けた場 合において、当該特定支給認定保護者が支払うべき日用品、文房具その他の教育・保育に必要な物品の購入に要する費 用又は特定教育・保育等に係る行事への参加に要する費用その他これらに類する費用として市町村が定めるものの全部 又は一部を助成する事業
四 特定教育・保育施設等への民間事業者の参入の促進に関する調査研究その他多様な事業者の能力を活用した特定教 育・保育施設等の設置又は運営を促進するための事業
3
五 児童福祉法第六条の三第二項に規定する放課後児童健全育成事業 六 児童福祉法第六条の三第三項に規定する子育て短期支援事業 七 児童福祉法第六条の三第四項に規定する乳児家庭全戸訪問事業
八 児童福祉法第六条の三第五項に規定する養育支援訪問事業その他同法第二十五条の二第一項に規定する要保護児童 対策地域協議会その他の者による同条第二項に規定する要保護児童等に対する支援に資する事業
九 児童福祉法第六条の三第六項に規定する地域子育て支援拠点事業 十 児童福祉法第六条の三第七項に規定する一時預かり事業
十一 児童福祉法第六条の三第十三項に規定する病児保育事業
十二 児童福祉法第六条の三第十四項に規定する子育て援助活動支援事業
十三 母子保健法(昭和四十年法律第百四十一号)第十三条第一項の規定に基づき妊婦に対して健康診査を実施する事業
◎児童福祉法(抄)
第六条の三②この法律で、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学している児童であつて、その保護者が労働等により昼間家庭にい ないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る 事業をいう。
③この法律で、子育て短期支援事業とは、保護者の疾病その他の理由により家庭において養育を受けることが一時的に困難と なつた児童について、厚生労働省令で定めるところにより、児童養護施設その他の厚生労働省令で定める施設に入所させ、 その者につき必要な保護を行う事業をいう。
⑤この法律で、養育支援訪問事業とは、厚生労働省令で定めるところにより、乳児家庭全戸訪問事業の実施その他により把握 した保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童(第八項に規定する要保護児童に該当するものを除く。以下 「要支援児童」という。)若しくは保護者に監護させることが不適当であると認められる児童及びその保護者又は出産後の養 育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦(以下「特定妊婦」という。)(以下 「要支援児童等」 という。)に対し、その養育が適切に行われるよう、当該要支援児童等の居宅において、養育に関する相談、指導、助言その 他必要な支援を行 う事業をいう。
⑥この法律で、地域子育て支援拠点事業とは、厚生労働省令で定めるところにより、乳児又は幼児及びその保護者が相互の 交流を行う場所を開設し、子育てについての相談、情報の提供、助言その他の援助を行う事業をいう。
⑦この法律で、一時預かり事業とは、家庭において保育(養護及び教育(第三十九条の二第一項に規定する満三歳以上の幼 児に対する教育を除く。)を行うことをいう。以下同じ。)を受けることが一時的に困難となつた乳児又は幼児について、厚生 労働省令で定めるところにより、主として昼間において、保育所、認定こども園(就学前の子どもに関する教育、保育等の総 合的な提供の推進に関する法律(平成十八年法律第七十七号。以下「認定こども園法」という。)第二条第六項に規定する 認定こども園をいい、保育所であるものを除く。第二十四条第二項を除き、以下同じ。)その他の場所において、一時的に預 かり、必要な保護を行う事業をいう。
⑬この法律で、病児保育事業とは、保育を必要とする乳児・幼児又は保護者の労働若しくは疾病その他の事由により家庭にお いて保育を受けることが困難となつた小学校に就学している児童であつて、疾病にかかつているものについて、保育所、認 定こども園、病院、診療所その他厚生労働省令で定める施設において、保育を行う事業をいう。
⑭この法律で、子育て援助活動支援事業とは、厚生労働省令で定めるところにより、次に掲げる援助のいずれか又は全てを受 けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者(個人に限る。以下この項において「援助希望者」という。)との連絡 及び調整並びに援助希望者への講習の実施その他の必要な支援を行う事業をいう。
一 児童を一時的に預かり、必要な保護(宿泊を伴つて行うものを含む。)を行うこと。 二 児童が円滑に外出することができるよう、その移動を支援すること。
◎母子保健法(抄)
第十三条 前条の健康診査のほか、市町村は、必要に応じ、妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して、健康診査を行い、又は 健康診査を受けることを勧奨しなければならない。
② 厚生労働大臣は、前項の規定による妊婦に対する健康診査についての望ましい基準を定めるものとする。
①趣旨
子どもや保護者が、認定こども園・保育所・幼稚園での学校教育・保育や、一時預かり、放課後児童クラブ等の
地域子育て支援事業の中から適切なものを選択し円滑に利用できるよう、身近な場所で支援を行う
都市部のみならず広く市町村での実施を念頭に制度化
②事業内容
教育・保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに、子どもや保護者
からのそれらの利用にあたっての相談に応じ、それらの人々に必要な情報提供・助言をし、関係機関との連絡調
整等を行う
③実施場所
子どもや保護者の身近な場所等
(1)
事業の要件(子ども・子育て支援法第
59
条第
1
号)
本事業は、当初の政府案では地域子ども・子育て支援事業には位置づけられていなかったが、国会における審
議の過程でその重要性が共通認識となり、自公民の3党合意(※)において、子ども・子育て支援法に「市町村が
利用者支援を実施する事業を明記する」とされたことを受けて法定化された。
※『社会保障・税一体改革に関する確認書(平成24年6月15日)(子育て関連部分)』
新制度では多様な教育・保育や事業が用意され、待機児童の解消等のためにそれらを個々のニーズに応じて確
実に提供するべく、子どもや保護者がそれらの中から自分の家庭に一番ふさわしいメニューを、確実かつ円滑に
利用できるようなコーディネーションが必要であると考えられたもの。
(2)
事業法定化の経緯
① 利用者支援(新規)
◎横浜市:保育コンシェルジュ
・市内18の全区役所に職員(非常勤)を配置
・コンシェルジュに保育士等の資格は求めていないが、配置時や配置後に業務に関する研修を受講
・地域の保育資源等(保育所・幼稚園・認定こども園、横浜保育室、家庭的保育、一時預かり等)の情報を収集
・保育等の利用の相談に応じ、個々のニーズや状況にマッチした施設等の情報を提供する
・保育所に入所保留となった保護者のアフターフォローも行う
6
◎松戸市:子育て支援コーディネーター
・地域子育て支援拠点の中心スタッフを「子育てコーディネーター」として養成
・現時点で市内15か所に22人を配置。
・子育ての悩み等の相談を受け付け、保育所・幼稚園等の子育て支援施設・事業の情報提供や専門の機関へ
の紹介を行う。
・訪れやすさを考慮し、親子にとって身近な地域の「拠点」で実施している
・年間のべ約18万人の親子が利用
(
4
)
主な検討課題と考え方
・ 横浜市の非常勤嘱託員である保育コンシェルジュは、保育サービスに関する専門相談員。
(保育士等の資格は特に求めていない)
・ 保育を希望する保護者の相談に応じ、認可保育所のほか、横浜保育室や一時預かり事業、幼稚園預かり保育などの
保育資源・保育サービスについて情報提供を行う。
松戸市 子育て支援コーディネーター①
•
乳幼児をもつ保護者への支援
担当保育士が電話・メール・来所相談を受付
地域子育て支援拠点事業
・おやこ
DE
広場(市内
15
ヶ所)
(子育て支援交付金・地域子育て支援拠点事業ひろば型)
公共施設のスペース等を利用した広場。
0
∼
3
歳児向け
公営
2
ヶ所、
NPO
委託
12
ヶ所(
7
団体)、学校法人委託
1
ヶ所
・地域子育て支援センター(市内
4
ヶ所)
(子育て支援交付金・地域子育て支援拠点事業センター型)
民間保育園4園にて実施。就学前児童まで曜日と時間を分けて広場を開放 担当保育士が電話・メール・来所相談を受付
赤ちゃん教室
市の保健師を施設に派遣し相 談・講座を実施
松戸市子育てコーディネーター
施設のスタッフを、子育てコーディネーターとして養成し、保育所・幼稚 園をはじめとした子育てに関する支援サービスの紹介や相談の受付
を行う
登録。各団体は名簿から必要に応じて職員として採用。
子育て支援スタッフ養成講座
(23年度子育て支援交付金・次世代育成支援人材養成事業)
松戸市子育て人材バンク
子育て支援関連の施設への就労を希望する市民に対し、 委託した市内の私立大学で講座を行い、人材バンクに 登録。各団体は名簿から必要に応じて職員として採用。
高校生と赤ちゃんの
ふれあい体験
市内の高校の生徒と乳幼児および 保護者のふれあいをサポートするた め、施設の運営団体のスタッフが参加
人
材
派
遣
人
材
登
用
おやこDE広場ネットワーク会議
子育て支援センター連絡会
各団体間で 連携し質を 向上
市内の子育て支援施設・施策・サービス
地域子育て支援拠点
•
松戸市子育てコーディネーター認定事業
市が「子育てコーディネーター」として認定した地域子育て支援拠点で働くスタッフが、利用
者に地域における多様な子育て支援サービスの紹介を行ったり、子育てに関する相談を受
け専門の施設へ繋ぐ役割を担う
松戸市 子育て支援コーディネーター②
保育所
幼稚園
母子保健事業
(予防接種等)
利用者
こども発達セン
ター
地域の保健師
家庭児童相談
紹介・相談
子育て
コーディネーター
① サービス・給付内容
公共施設や保育所等の地域の身近な場所で、子育て中の 親子の交流・育児相談等の基本事業を実施。
また、地域機能強化型では利用者支援・地域支援機能を 付加し、機能強化。(一般型;週3日以上・1日5時間以上、地 域機能強化型;週5日以上・1日5時間以上、連携型;週3日 以上・1日3時間以上の開設)
② 実施状況
《実施箇所数》 7,860箇所 ※地方単独分(H23)含む。
(うち国庫補助分 5,968箇所(H24年度交付決定ベース) )
(1)
概要
(2)
サービス提供・給付責任
施設整備補助
安心こども基金による補助有り
《国庫補助対象》 市町村(市町村自ら設置主体となる場合に限る) 《国庫補助単価(総事業費ベース)》 約1200万円
《費用負担》 国1/2相当、市町村1/2相当
(3)
基盤整備
② 地域子育て支援拠点事業
サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務有り))
(4)
事業開始規制等
都道府県知事に対する届出 (主体制限なし)
① 交流の場の提供・交流促進 ② 子育てに関する相談・援助 ③ 地域の子育て関連情報提供
④ 子育て・子育て支援に関する講習等 基 本 事 業
① 子育て関連事業の利用にあたっての支援する取組(=利 用者支援)
② 地域における親・子の育ちを支援する取組(=地域支援) 機 能 強 化 (地域機能強化型)
① 人員配置
・子育ての知識と経験を有する専任の者を2名以上配置(一般型の場合)
・育児、保育に関する相談指導等について相当の知識及び経験を有する者であって、地域の子育て事情や社会資源に精通し た専任の者を2名以上配置(地域機能強化型の場合)
・子育ての知識と経験を有する専任の者を1名以上配置(連携型の場合) ② 研究会・セミナーへの参加
・事業主体は従事者の資質・技能の向上を図るため、各種研修会やセミナーへの積極的参加に努める。なお、地域機能強化型 の施設に従事する職員には子ども・子育て関連3法に基づく新制度の円滑な施行にむけて、各種研修会等へ積極的に参加さ せ、新制度に関する情報集約・関係者との意見交換等を通じて資質等の向上を行わなければならない。
(6)
サービスの質の確保に関する仕組み
①サービスの必要性の判断 / ②サービス利用の流れ /③利用料
すべての乳幼児の親子等を対象とした事業であり、サービス利用に際しての申込み等は原則不要。事業を実施するために必 要な経費の一部を保護者から徴収することができる。
(5)
サービス利用の仕組み
① 運営主体に対する支払い
各市町村が補助額等を決定。(※都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し国庫補 助相当額を交付し、市町村が自らの負担分を併せて、それぞれの補助対象事業の実施主体に対する補助を実施。)
(総事業費ベース)1施設当たり年額1,049万円相当
(一般型 常勤職員配置あり 週5日開所 地域の子育て支援活動の展開を図るための取組を実施する場合) ② 費用負担
右記の割合で公費負担。
(※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」) ③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算案までの積み増し額の計))の内数
(7)
費用負担
国 市
【国1/2、市1/2】
13
①量的拡大をどう図るか
◆実施か所数は、近年着実に増加しているが、子ども・子育てビジョンの目標にはなお隔たりがある。
②質の担保
◆多様な実施形態があり、利用状況も拠点によって様々な中、質の評価を事業にどう組み込んでいくのかについ
て検討が必要。また、その質を評価・点検する仕組みについても透明性の確保などに留意しつつ、検討が必要
③利用者支援事業など他の地域子ども・子育て支援事業との連携・役割分担
(
8
)
主な検討課題と考え方
地域子育て支援拠点事業 か所数の推移
H20 H21 H22 H23 H24
国庫補助分 4,851 5,173 5,440 5,654 5,968
市町村単独分 1,935 1,833 1,892 1,892
③ 妊婦健康診査について
15
(1)
法的根拠
● 各回実施する基本的な妊婦健康診査の項目
①健康状態の把握(妊娠月週数に応じた問診、診査等) ②検査計測
③保健指導を実施するとともに、妊娠期間中の適時に、必要に応じた医学的検査
● 上記以外の各種医学的検査
妊婦健診の公費負担事務の流れ
※2 実際の公費負担額は市町村ごとに異なるため、一部自己負担が発生する市町村もある。
また、委託契約を結んでいない医療機関で妊婦健診を受けた場合には、償還払いにより対応している市町村もある。
国
)
回数 市町村数 割合 都道府県名
14回以上 (無制限含む)
(市町村数)
14回未満 (市町村数)
公費負担額
(平均) 都道府県名
14回以上 (無制限含む) (市区町村数)
14回未満 (市町村数)
公費負担額 (平均)
① 事業内容
生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や養育環境等の把握を行う事業(市町村 が実施主体、民間への委託が可能。)
② 実施状況
・実施箇所数:1,613市町村(全市町村の9割超) (雇用均等・児童家庭局総務課調(平成23年7月1日現在)) (H22 1,561市町村)
(1)
概要
④ 乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)
都道府県知事への届出(主体制限なし)
(3)
事業開始規制等
(2)
サービス提供・給付責任
サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務及び、事業実施 の努力義務有り。))
(5)
費用負担
① 各市町村に対する補助
都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し国庫補助相当額を交付。 (総事業費ベース)
(乳児家庭全戸訪問事業による家庭訪問数−(乳児家庭全戸訪問事業の対象となる全家庭数×20%))×単価 ② 費用負担
右記の割合で公費負担。
(※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」) ③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算案までの積み増し額の計))の内数
国 市
【国1/2、市1/2】
(6)
主な検討課題と考え方
①できるだけ早期の訪問◆早期に必要な支援につなげられるよう、できるだけ早期に訪問するための方策
○「少子化危機突破のための緊急対策」(平成25年6月7日少子化社会対策会議決定)において、「産後ケア」の強化が挙げら れている。
②養育支援を必要とする家庭の確実な把握
◆そのための事業の実施方法や人材の質の確保の方策
○国において、全国的に統一したアセスメントシート(訪問時に共通的に確認・記録すべきことを記した紙)の作成や、専門職以 外の人材が担う場合の研修のためのQ&Aの作成が有用であるとの指摘がある。
③里帰り出産への対応
◆里帰り出産の場合でも、早期に訪問が為されるための仕組み(住所地と里帰り先市町村との連携方法など)を整理することが 必要。
① 事業内容
養育支援が特に必要な家庭を訪問して、保護者の育児、家事等の養育能力を向上させるための支援(相談支援、育児・家事 援助など)を行う事業(市町村が実施主体、民間主体への委託が可能。)
② 実施状況
・実施箇所数:1,098市町村(全市町村の6割超) (雇用均等・児童家庭局総務課調(平成23年7月1日現在)) (H22 1,041市町村)
(1)
概要
⑤ 養育支援訪問事業
都道府県知事への届出が必要(主体制限なし)
(3)
事業開始規制等
(2)
サービス提供・給付責任
サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務及び、事業実施 の努力義務有り。))
保健師、助産師、看護師、保育士等の専門職や子育て経験者、ヘルパー等について、必要な研修を実施した上で訪問を行う。
(4)
サービスの質の確保に関する仕組み
① 各市町村に対する補助
都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し、以下の実施につき、訪問数に応じた国 庫補助相当額を交付。
1)育児家事援助の実施 2)専門的相談支援の実施
3)分娩に関わった産科医療機関の助産師等による訪問支援の実施
② 費用負担
右記の割合で公費負担。(※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」)
③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算案までの積み増し額の計))の内数
国 市
【国1/2、市1/2】
24
①本事業が養育支援を特に必要とする家庭のニーズに応えているか
◆本事業の支援対象家庭の明確化を求める声があるが、本事業の対象範囲をどうするべきか(利用料徴収とも関連)。
②訪問者の資質確保、適切な実施体制確保のための方策
◆支援対象家庭への適切なアセスメントを踏まえた効果的な支援を行ううえで、事業に携わる職員(訪問者や進行管理を行う職 員)の資質確保や適切な進行管理を行うことが必要だが、そのためにどのような取組が必要か(例えば、専門性を有する児童 相談所など関係機関からのバックアップの充実、連携強化など、都道府県レベルのバックアップ機能の充実が必要ではない か)
① 事業内容
要保護児童対策地域協議会(子どもを守る地域ネットワーク)の機能強化を図るため以下の取組に対する支
援を実施
○調整機関職員やネットワーク構成員(関係機関)の専門性強化を図るための取組
・ 調整機関職員の専門性向上に向けた児童福祉司任用資格取得のための研修の受講
・ ネットワーク構成員のレベルアップを図るための学識経験者(アドバイザー)による研修会開催 など
○ネットワーク関係機関の連携強化
・ ケース記録や進行管理台帳の電子化 など
② 実施状況
・実施箇所数: 349市町村(平成24年度子育て支援交付金交付決定ベース)
(1)
概要
⑤−2 子どもを守る地域ネットワーク機能強化事業
(要保護児童等に対する支援に資する事業)
(2)
事業実施の義務
本事業実施の義務付けはない。ただし、市町村には、要保護児童対策地域協議会の設置及び調整機関に一定
の資格を有する職員を配置する努力義務あり(児童福祉法第25条の2第1項及び第6項)。
26
(3)
費用負担
① 各市町村に対する補助
都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し国庫補助相当額を交付。 補助対象となる事業は以下のとおり。
[1]研修の受講
ア 児童福祉司任用資格取得のための研修(講習会)の受講 イ 更に児童虐待への専門性を向上させるための研修の受講 [2]ネットワーク関係機関の連携強化を図るための取組
[3]ネットワーク構成員の専門性向上を図る取組 [4]ネットワークと訪問事業との連携を図る取組 [5]地域住民への周知を図る取組
② 費用負担
右記の割合で公費負担。(※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」) ③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算案までの積み増し額の計))の内数
国 市
【国1/2、市1/2】
(4)
主な検討課題
① 事業の枠組み乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業) 【平成23年度実施率:92.3%】
養育支援訪問事業
【平成23年度実施率:62.9%】
調整機関 (養育支援訪問事業
中核機関)
特に 必要な ケース
ケ
ー
ス
対
応
会
議
要保護児童対策地域協議会 (子どもを守る地域ネットワーク)
【平成23年度設置率:99.5%】
・ 子育て支援の情報提供
・ 母親の不安や悩みに耳を傾ける ・ 養育環境の把握
保護者の育児、家事等 養育能力を向上させる ための支援
進行管理
その他の支援
(児童相談所による対応等)
保健師・助産師・看護師、保育 士、愛育班員、母子保健推進 員、児童委員、子育て経験者 等について、人材発掘 ・研修を 行い、幅広く登用
訪問内容
保健師・助産師・看護 師・保育士等
訪問者
進
行
管
理
ケ
ー
ス
対
応
会
議
母子保健法に基づく訪問事業
連
携
訪問内容
乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)及び
養育支援訪問事業の実施率の推移
・養育支援訪問事業について、平成20年度以前は育児支援家庭訪問事業の実施率を掲載。
・乳児家庭全戸訪問事業について、平成20年度以前は生後4ヶ月までの全戸訪問事業の実施率を掲載。 ・平成17年度∼20年度の実施率は次世代育成支援対策交付金の交付決定ベース。
・平成21年度以降の実施率は、雇用均等・児童家庭局総務課調。 58.2%
72.2%
84.1%
89.2% 92.3%
22.4% 24.6%
42.9% 45.3%
55.4% 59.5%
62.9%
0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%
21.7% 30.1% 39.8% 51.0% 69.0% 84.1%
94.1% 97.6% 98.7%
99.5%
10.9% 12.3% 14.2% 15.4%
20.3% 50.0% 51.0% 52.4% 53.8%
55.9% 40,222
48,457
49,895
52,282 56,606 67,232
70,102 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0%
H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23
子どもを守る地域ネットワーク設置率・資格保有率と市町村虐待相談対応件数
ネットワーク設置率
児童福祉司資格等保有者率
保健師等を含む一定の資格保有者率
虐待相談対応件数
○ 平成16年の児童虐待防止法等の改正により、市町村も児童虐待の通告先となった。
○ 子どもを守る地域ネットワーク(要保護児童対策地域協議会)は、平成16年の児童福祉法改正により法定化、平成19年 の児童福祉法改正により設置の努力義務化。平成23年4月1日現在、全市町村の98.0%が設置(任意設置の虐待防止 ネットワークを含むと99.5%) 。
○ 全国の調整機関の職員5,075人のうち、
① サービス・給付内容
《短期入所生活援助(ショートステイ)事業》
保護者が、疾病・疲労など身体上・精神上・環境上の理由により児童の養育が困難となった場合等に、児童養護施設など保護 を適切に行うことができる施設において養育・保護を行う(原則として7日以内) 。
《夜間養護等(トワイライトステイ)事業》
保護者が、仕事その他の理由により、平日の夜間又は休日に不在となり児童の養育が困難となった場合等の緊急の場合に、 児童養護施設など保護を適切に行うことができる施設において児童を預かるもの。宿泊可。
② 実施状況
《短期入所生活援助(ショートステイ)事業》672箇所
《夜間養護等(トワイライト)事業》 363箇所 (H24年度交付決定ベース)
(1)
概要
(2)
サービス提供・給付責任
施設整備補助
児童養護施設等の本体整備に伴い、子育て短期支援事業のための居室を整備する場合に加算として補助を実施。 《国庫補助対象》都道府県等・社会福祉法人・日本赤十字社・公益法人
《国庫補助単価》児童養護施設に専用居室を整備する場合 1人当たり 総事業費ベース約180万円を施設整備費に加算 《費用負担》 定額国1/2相当、都道府県等1/2相当(都道府県等が設置する場合)
定額国1/2相当、都道府県等1/4相当、設置者1/4相当(上記以外)
(3)
基盤整備
⑥ 子育て短期支援事業
(短期入所生活援助(ショートステイ)事業/夜間養護等(トワイライトステイ)事業)サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務有り))
①サービスの必要性の判断 / ②サービス利用の流れ /③利用料 特に定められていない。(※各市町村又は各施設において判断・設定。)
(5)
サービス利用の仕組み
① 実施場所
児童養護施設、母子生活支援施設、乳児院、保育所等住民に身近であって、適切に保護することができる施設で実施するこ と。
② その他
夜間養護等(トワイライトステイ)事業について、児童等の安全性の確保等のため、保育所や学校、居宅等への児童の送迎に 努めること。
(6)
サービスの質の確保に関する仕組み
(4)
事業開始規制等
都道府県知事への届出。(児童養護施設等が提供することが前提)
(7)による補助を受けるためには、市町村より事業の委託を受けることが必要。
① 各市町村に対する補助
都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し国庫補助相当額を交付。 (ショートステイ)2歳未満児、2歳以上児、緊急一時保護の母親、などのケースに応じて補助単価を設定 (トワイライトステイ)基本分、宿泊分、休日デイサービス、などの支援の類型に応じて補助単価を設定 ② 費用負担
右記の割合で公費負担。 (※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」) ③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算までの積み増し額の計))の内数
国 市
【国1/2、市1/2】
(7)
費用負担
(8)
主な検討課題と考え方
① 事業の位置づけ
◆本事業については、夜間保育やファミリー・サポートセンター事業等、類似の機能を持つ事業があるところ、新制
度の下では、主に宿泊を伴う養育のニーズに対応すべきという考え方があるが、どうか。
② 事業運営のあり方
◆優先利用の方法や利用料の設定等の事業運営上の工夫については、実態が一様ではないため、一律に基準
等を定めるのではなく、具体的事例など参考となる事項を示し、それを踏まえて各自治体がその実情に応じて実
施することが望ましいという考え方があるが、どうか。
33
① サービス・給付内容
児童の預かり等の援助を受けることを希望する者(依頼会員)と、援助を行うことを希望する者(提供会員)との相互援助活動に 関する連絡・調整を実施するもの。 (相互援助活動の例:子どもの預かり、送迎など)
平成21年度から、病児・病後児の預かり、早朝・夜間等の緊急時の預かりなどの事業(病児・緊急対応強化事業)を行っている。 ② 実施状況
《実施箇所数》 基本事業 699箇所 病児・緊急対応強化事業 129箇所 (H24年度交付決定ベース) ※箇所数の推移
《利用者数》 依頼会員383,321人/提供会員129,744人/両方会員42,585人 (平成23年度末現在)
(1)
概要
⑦ ファミリー・サポート・センター事業
サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務有り))
(2)
サービス提供・給付責任
施設整備補助:特になし
(3)
基盤整備
(4)
事業開始規制等
都道府県知事に届け出((7)による補助を受けるためには、市町村より事業の委託を受けることが必要。主体制限はなし)
35
H20 H21 H22 H23 H24
基本事業 570 599 637 669 699
運
営
費
1
/
2
を
補
助
①サービスの必要性の判断
すべての子育て家庭を対象とした事業。 ②サービス利用の流れ
依頼又は提供を希望する者が、ファミリー・サポート・センターに対し登録を行い、随時、連絡調整を受けるもの。 (サービス提供自体は、依頼会員と提供会員の間の請負又は準委任契約として行われる。)
③利用料
援助活動に対する報酬は、原則として会員相互間で決定。
報酬の目安についてはファミリー・サポート・センターが会則等で定めることが可能。
(5)
サービス利用の仕組み
① 人員配置
アドバイザー(調整等の事務担当者)1名以上を配置。(資格等は特に不要)
(6)
サービ
スの質の確保に関する仕組み
(7)
費用負担
① 各市町村に対する補助
都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し国庫補助相当額を交付。 (総事業費ベース)1市町村当たり年額313万円相当
(基本事業 会員数:100人相当∼999人 支部なし 24時間以上の講習を実施する場合)
② 費用負担
右記の割合で公費負担。
(※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」)
③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算までの積み増し額の計))の内数
国 市
【国1/2、市1/2】
(8)
主な検討課題と考え方
① 都市部以外の市町村でも実施しやすいような工夫
※政令市、中核市では概ね実施
※提供会員の確保については、地域子育て支援拠点の持つネットワークの活用、母親クラブやシルバー人材
センターとの連携、提供会員の提供可能時間や預かる際のルールの明確化などについて、コーディネート機
能の充実などが有効か。
◆提供会員の質の担保については、どのような取組が有効か
○事故等
を防げるだけの資質が必要(過去に重篤な事故例あり)であり、研修等が重要との考え方がある一
方、提供会員の要件のハードルをさらに上げると、かえって提供会員の確保が難しくなる可能性があるとの
考え方もある。
◆人数要件の見直し
○現行では、会員数100人相当以上が補助要件となっているところ、地域の実情に応じて実施することを可能と
するため、要件の緩和を求める声がある。(→H26年度予算要求過程で検討)
※「地域の実情に応じて実施することが可能となるよう。子育て支援交付金の人数用件の撤廃など要件緩和
を行うこと。(H24.7.20 全国知事会)」
① サービス・給付内容
家庭において保育を受けることが一時的に困難となった乳児又は幼児について、主として昼間において、保育所その他の場所 において、一時的に預かる事業
② 実施状況
※箇所数の推移(H24は交付決定ベース)
※一時預かり事業には、保育所型(保育所で実施)と地域密着型(地域子育て支援拠点等で実施)がある。また、一時預かり事業 に類するものとして、有資格者(保育士)を1名以上配置するとともに、市町村が実施する一定の研修を修了した者を配置する 類型(地域密着Ⅱ型)がある。
(1)
概要
(2)
サービ
ス提供・給付責任
施設整備補助
保育所・子育て支援のための拠点施設の施設整備に併せて一時預かり事業のための部屋等を整備する場合には、施設整備補 助有り。
(3)
基盤整備
⑧ 一時預かり事業
サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務有り))
39
H20 H21 H22 H23 H24
40
(5)
サービス利用の仕組み
①サービスの必要性の判断 / ②サービス利用の流れ / ③利用料 特に定められていない。(※各実施主体において判断・設定。)
都道府県知事への届出(主体制限はなし。)
(4)
事業開始規制等
① 人員配置
事業の対象とする乳幼児の年齢及び人数に応じて、当該乳幼児の処遇を行う保育士を配置すること。(ただし、保育士の数は2 名を下ることはできない。)
※一時預かり事業に類するものとして予算事業(地域密着Ⅱ型)を実施する場合には、一時預かり事業に準じ、対象とする乳幼児の年齢及び人数に 応じて保育士を1名以上配置するとともに、市町村等が実施する一定の研修を修了した者を配置すること。
② 設備基準
保育所の設備の基準に準じて、事業の対象とする乳幼児の年齢及び人数に応じて必要な設備を設置すること。(医務室、調理 室及び屋外遊戯場を除く。)
※一時預かり事業に類するものとして予算事業(地域密着Ⅱ型)を実施する場合には、一時預かり事業に準じ、適切な保育環境を整備するよう努め ること。
③ 実施要件(預かりの内容)
保育所保育指針に準じて事業を実施すること。
※一時預かり事業に類するものとして予算事業(地域密着Ⅱ型)を実施する場合には、一時預かり事業に準じ、保育所保育指針に定める保育内容を 参考とすること。
① 運営主体に対する支払い
各市町村が補助額等を決定。(※都道府県が造成した安心こども基金に国が積み増し、都道府県が管内市町村に対し国庫補 助相当額を交付し、市町村が自らの負担分を併せて、それぞれの補助対象事業の実施主体に対する補助を実施。)
(総事業費ベース)1施設当たり年額158万円(保育所型 年間延べ利用児童数500人程度の場合) ※年間延べ利用児童数による定額
・基幹型施設加算 101万円(土曜日、日曜日、祝日等の開所及び1日9時間以上の開所を行う場合に加算)
② 費用負担
右記の割合で公費負担。(※予算に応じて負担するいわゆる「裁量的経費」) 利用料は各施設等で設定。
③ 費用額
安心こども基金(約6,842億円(H24年度補正予算までの積み増し額の計))の内数
(7)
費用負担
国 市
【国1/2、市1/2】
(8)
主な検討課題と考え方
①量的拡大をどのように進めるか
◆住民への周知や広域利用の拡大、事業の要件の弾力化(学校・公共施設・認可外保育施設の空きスペースの活用、利用時間 の柔軟な設定など)、質の改善などハード・ソフト面の支援と組み合わせて推進、などについて検討する必要がある。
① 内容
幼稚園における「預かり保育」は、通常の教育時間(4時間)の前後や土日・長期休業期間中などに、保護者の要請等に応じて希 望者を対象に行われるもの(幼稚園教育の目標等を踏まえ、幼稚園教育要領に基づいて教育課程に係る教育時間の前後に行われ る教育活動)。
② 実施状況
各都道府県が私学助成により幼稚園に対する補助を実施(国はその一部を都道府県へ補助)。補助要件・補助単価は都道府県に より異なる。
《国から都道府県に対する私学助成の補助要件》
開園日の半分以上の日数、1日2時間以上の預かり保育を開設する (通常の預かり保育(平日)の場合) 幼稚園へ補助を行っ ていること
※預かり時間と担当者数に応じて加算 ※対象は通園する園児
《費用負担》
国 : 都道府県が補助した額の1/2以内(上限:年間60万円∼223万円) 都道府県 : 都道府県により異なる
利用料 : 各施設で設定 《実施箇所数》
10,223箇所(全幼稚園の81.4%(公立:59.7%、私立:94.2%)) ※平成24年6月現在(平成24年度幼児教育実態調査より) (うちH24私学助成補助対象:6,237箇所)
③ 新制度における取扱い
「包括的・一元的な財政支援の仕組みの構築」といった基本原則と「多様な教育・保育のニーズに応えるための取組みを後退させ ない」という要請から、福祉的要素を併せ持ち、広く実施されている預かり保育については、子ども・子育て支援事業の一時預かりに 位置付ける事とされた。
「子ども・子育て新システムに関する基本制度」(平成24年3月2日少子化社会対策会議決定)(抄) 5 既存の財政措置との関係について
(2)私立施設に対する機関補助(私学助成)について
○ 幼児期の学校教育における多様なニーズに対応する取組(特別補助)のうち、福祉的要素を併せ持ち、広く実施されている もの(預かり保育、子育て支援)については、その内容を見直しつつ、新システムの子ども・子育て支援事業(仮称)(一時預かり、 地域子育て支援拠点)に位置付ける。
※ 現在の取組が継続できるよう、子ども・子育て支援事業(仮称)の実施要件等について教育の要素を追加するなど必要な見直しを行うと ともに、広域利用の調整の在り方について検討する。その上で、万一広域利用の実態などから市町村事業として実施されない場合には、
① サービス・給付内容
11時間の開所時間を超えて保育を行う事業
② 実施状況 ※箇所数の推移
(1)
概要
⑨ 延長保育事業
サービス提供・給付の義務付けはない。(※設置主体(保育所)及び市町村の判断)
施設整備補助 (※通常保育の時間延長部分であるため、独自の施設整備補助の仕組みはない。)
(3)
基盤整備
(2)
サービス提供・給付責任
通常保育の時間延長部分であるため、独自の事業開始規制等はない。 (7)による補助の対象となるか否かは市町村の裁量による。
(4)
事業開始規制等
H19 H20 H21 H22 H23
実施か所数 15,076 15,533 15,901 16,280 16,946
①サービスの必要性の判断
保育所入所児童で11時間の開所時間を超えて保育を必要とする児童 ②サービスの利用の流れ
利用申込みは、市町村又は直接保育所に対して行う。 ③ 利用料
特に定められていない。(※各市町村又は各保育所において設定。)
(5)
サービス利用の仕組み
① 人員配置
延長時間帯に、対象年齢及び人数に応じた保育士を配置すること。(ただし、保育士の数は2名を下ることはできない。)
(6)
サービ
スの質の確保に関する仕組み
① 運営主体に対する支払い (総事業ベース)1施設当たり年額
・(基本分)456.9万円
・(加算分)133.5万円(1時間延長の場合) ※延長時間に応じた定額補助
(※児童育成事業(児童手当法に基づく事業主拠出金による事業))
② 費用負担
右記の割合で公費負担。(※予算の範囲で補助する経費) 利用料は各施設等で設定。
③ 費用額
《公費負担総額》 675.9億円(民間分:H25年度予算)
※公立分については、H17より一般財源化
(7)
費用負担
県 市
事 業 主
【事業主1/3、県1/3、市1/3】
(8)
主な検討課題と考え方
○新制度における保育の必要性の認定に基づく給付等の対象となる範囲内での通常利用保育に係る検討を踏まえて、延長保 育の対象について検討する必要があるのではないか。
① サービス・給付内容
地域の児童が発熱等の急な病気となった場合、病院・保育所等に付設された専用スペース等において看護師等が一時
的に保育する事業、及び保育中に体調不良となった児童を保育所の医務室等において看護師等が緊急的な対応等を行
う事業
事業類型
《病児対応型》
病院・保育所等の付設の専用スペース等で、看護師等が地域の病児(10歳未満)を一時的に保育す
る事業
《病後児対応型》 病院・保育所等の付設の専用スペース等で、看護師等が地域の病後児(10歳未満)を一時的に保育
する事業
《体調不良児対応型》 保育中に児童が体調不良となった場合に保護者が迎えに来るまでの間、保育所において緊急
的な対応等を行う事業
《非施設型(訪問型)》 看護師等が地域の病児・病後児(10歳未満)を児童の自宅において一時的に保育する事業
② 実施状況
※箇所数の推移(H24は交付決定ベース)
(1)
概要
サービス提供・給付の義務付けはない。(※市町村の判断(児童福祉法に事業の着実な実施に向けた努力義務有り))
(2)
サービス提供・給付責任
⑩ 病児・病後児保育事業
48
H20 H21 H22 H23 H24
① サービスの必要性の判断
《病児対応型》 《病後児対応型》 《非施設型(訪問型)》
病気により集団保育が困難であり、家庭での保育が困難な
児童
《体調不良児対応型》 当該保育所に通所している児童
② サービス利用の流れ
対象児童をかかりつけ医に受診させた後、保護者と協議のうえ、受け入れ、訪問を決定。
医療機関でない施設が病児の受け入れ、訪問を行う場合は、保護者が児童の症状、処方内容等を記載した連絡票
(診察した医師が入院不要である旨を署名したもの)により、児童の状態の確認を行うことが必要。
③ 利用料
特に定められていない。(※各市町村・実施施設において設定。)
(5)
サービ
ス利用の仕組み
49
(4)
事業開始規制等
都道府県知事への届け出
(7)による補助の対象となるか否かは市町村の裁量による。主体制限はなし。
(3)
基盤整備
施設整備補助
50
① 人員配置
《病児対応型》 《病後児対応型》 看護師等:1名以上 (利用児童おおむね10人につき1人)
保育士:1名以上 (利用児童おおむね3人につき1人)
《体調不良児対応型》
看護師等2名以上
《非施設型(訪問型)》
一定の研修を終了した看護師等、保育士、研修により市町村長が認めた者(家庭的保育者)
(利用児童1人につき1人)
② 実施場所
《病児対応型》 《病後児対応型》
病院・診療所、保育所等に付設された専用スペース又は専用施設であって、以下の基準を満たすもの
① 保育室及び児童の静養又は隔離の機能を持つ観察室又は安静室を有すること。
② 調理室を有すること。(ただし、本体施設と兼用可能)
③ 事故防止及び衛生面に配慮されているなど、児童の養育に適した場所であること。
《体調不良児対応型》
保育所の医務室、余裕スペース等で衛生面に配慮され、対象児童の安静が確保されている場所
《非施設型(訪問型)》
対象児童の自宅
③ 医療機関との連携体制
緊急時に児童の受入れを依頼する協力医療機関、日常の医療面での指導・助言を行う指導医をあらかじめ選定
① 運営主体に対する支払い (※児童育成事業(児童手当法に基づく事業主拠出金による事業))
(総事業ベース)
《病児対応型》
1か所当たり年額 865万円(年間延べ利用児童数400人程度の場合)
※年間延べ利用児童数に応じた定額補助
《病後児対応型》 1か所当たり年額 700万円(年間延べ利用児童数400人程度の場合)
※年間延べ利用児童数に応じた定額補助
《体調不良児対応型》 1か所当たり年額 431万円
《非施設型(訪問型)》 1か所当たり年額 671万円
② 費用負担
右記の割合で公費負担。 (※予算の範囲内で補助する経費)
利用料は各施設等で設定。
③ 費用額
《公費負担総額》 約145.2億円 (H25年度予算)
(7)
費用負担
県 市
事 業 主
【事業主1/3、県1/3、市1/3】
①量的拡大
をどのように進めるか
○保育所併設型中心に整備すべき、医療機関併設型中心とすべき、病後児保育中心を改めるべき等、さまざま
な考え方がある。
○利用者数が大きく変動するため、安定的な財政支援が必要という指摘もある。
②利用手続きについて
◆病児・病後児保育の利用手続きについては様々な形態があり、利用者の利便性の向上と利用者支援の効果
的実施のため、実施主体である市町村が各実施施設の利用方法や利用料に関する情報を明らかにしていく
ことが必要
③広域利用の取扱い
◆広域で事業を実施する場合は、本事業は市町村事業であることから、利用者の居住地市町村(複数)が連携
して実施することを基本としつつ、関係市町村間で理解が得られる場合などは施設所在市町村が実施すること
としてはどうか(市町村間の公平性を確保するため、実務上の工夫が必要となる
ケースあり)。
○クラブ数
21,085か所
(参考:全国の小学校約21,166校)
○登録児童数
851,949人 (全国の小学校1∼3年生約328万人の23%程度=約4人に1人)
○利用できなかった児童数(待機児童数)
7,521人
〔利用できなかった児童がいるクラブ数 1,429か所〕
⑪ 放課後児童クラブ
共働き家庭など留守家庭のおおむね10歳未満の児童に対して、児童館や学校の余裕教室、公民館などで、
放課後に適切な遊び、生活の場
を与えて、その健全育成を図る
(平成9年の児童福祉法改正により法定化〈児童福祉法第6条の3第2項〉)
・「子ども・子育てビジョン」(平成22年1月29日閣議決定)
⇒平成26年度末までに111万人(小学校1∼3 年生の32%=3人に1人)の受入児童数をめざす
○運営費
・概ね1/2を保護者負担で賄うことを想定。
・残りの1/2分について、児童数が10人以上で、原則、長期休暇(8時間以上開所)を含む 年間250日以上開設するクラブに補助。
・例:児童数が40人の場合、1クラブ当たり基準額:336.0万円 (総事業費672.0万円)
○整備費
・新たに施設を創設する場合(基準額:2,150.4万円)のほか、平成25年度より、改築、大規模修繕及び拡張の整備区分を追加。 また、学校の余裕教室等を改修する場合(基準額:700万円)、備品購入のみの場合(基準額:100万円)も助成。
○ 平成
24年では、クラブ数は21,085か所、登録児童数は85万1,949人となっており、平成10年と比較す
ると、クラブ数は約2.2倍、児童数は約2.4倍となっている。また、クラブを利用できなかった児童数(待機児童
数)は7,521人(最大の19年に比べて約5割)となった。
放課後児童クラブ数及び登録児童数等の推移
9人以下 650か所(3%)
10∼19人 2,280か所 (11%)
20∼35人 6,064か所 (28%) 36∼45人
4,750か所 (23%) 46∼55人 3,232か所 (15%) 56∼70人 2,840か所 (14%) 71人以上 1,269か所
(6%)
17:00まで 529か所(3%)
17:01∼18:00 8,008か所
(38%)
18:01∼19:00 11,459か所
(54%) 19:01以降 1,061か所(5%)
17:00まで
1,445か所(9%)
17:01∼18:00 9,028か所
(54%) 18:01∼19:00
5,742か所
(34%) 19:01以降
470か所(3%)
9人以下
586か所(3%)
10∼19人
1,992か所
(12%) 20∼35人
4,359か所
(26%) 36∼70人
7,300か所
(44%) 71人以上
2,448か所
(15%)
放課後児童クラブの現状
○規模別実施状況
登録児童数の人数規模別でみると、45人までの クラブが全体の約65%を占める。
○終了時刻の状況(平日)
18:01以降の閉所が全体の約6割を占める。
学校 余裕教室 5,919か所
(28%)
学校 敷地内 4,945か所
(24%) 児童館
2,745か所 (13%)
公的施設等 3,232か所
(15%) その他 4,244か所
(20%)
○設置場所の状況
設置場所では、学校の余裕教室が約28%、学校 敷地内の専用施設が約24%、児童館が約13% であり、これらで全体の約65%を占める。
1年生
29万人
(34%)
2年生
26万人
(31%)
3年生
20万人
(23%)
4年生 以上他
10万人
(12%)
○登録児童の学年別の状況
57
ある放課後児童クラブの1日(平日の例)
利用児童の来所 (下級生から順次来所)
○出欠の確認、連絡帳の提出
○宿題、遊び、休息など、それぞれの日課や体調等 に合わせて過ごす
○集団遊び、レクリエーション等 おやつの時間
掃除の時間・帰りの支度
帰宅
○準備、後片付けの実施
○子どもと一緒に手作りのおやつを作るクラブもあり 13:00∼14:00頃
16:00頃
18:00頃∼
放課後児童クラブの活動内容(イメージ)
のびのび過ごす時間
帰宅の様子
来所の様子 宿題・学習の様子
おやつの時間